WEBマーケティング調査の技術と市場を知るツール
例から学ぶAIDMA、AISAS、ニーズ、ウォンツ
将来、英語圏で働きたいまだ学生のA。いわゆる日本人特有の文法英語は得意だが聞き取りのヒアリングや発音等のスピーキングは弱く不安。ただ文法は出来るので慣れることで簡単に解決出来ると思い街で英会話スクールの資料を集めたところ価格が高いし当然通わなければならない。他にはとインターネットで情報を集めたらマニラ在住のフィリピン人がSkypeを通して学べるオンラインスクール制度を知った。だけどフィリピン人で大丈夫?オンラインって詐欺に合わない??しかも外国かよ…不安だな…でも無料トライアル付きだし騙されても6000円なら…一応、ネットで変な報告ないし大丈夫かな??うーん…よし!モノは試しだやってみよう!実際にトライアルしてみたらかなりよく英語にも慣れて満足したのでfacebookに書いたら友人達からの反応が多かった。
フレームワークのまとめと比較ポイント
街でのスクール
週1(頻度)
1回(50分)
月額(3万円)
先生(英米人)
人数(グループ制)
場所(教室)
Skypeを通したオンラインスクール
予約次第だが毎日でも可能(頻度)
1回(25分)
月額(6000円)
先生(フィリピン人)
人数(マンツーマン)
場所(自宅からオンライン)
例から見るAIDMA
AIDMAとは1920年代にアメリカのサミュエル・ローランド・ホールが提唱した消費者がモノやサービスを購入するときの心理プロセス。この時代にインターネットはないから商品に気付いて実際に購入するまでのプロセスとなる。
Attention:注意 6000円!やすっ!!
Interest:関心 英語圏で働きたい
Desire:欲求 英会話出来なきゃ話にならないかも?
Memory:記憶 でも、どうしよう(フィリピン人・詐欺かも)??
Action:行動 とりあえず【無料】トライアルに申し込んでみよう
この一連の流れがAIDMAの法則となる
例をAISASに置き換えてみる
AISASとは2004年に大手広告代理店の電通が唱えた消費者は購入する前に本当に購入する価値があるかを知りたくなりインターネット検索で情報収集して検討して実際に購入した場合、その良し悪しをソーシャルメディアや自由発信の出来る媒体に書き込みする流れである。良くも悪くも人間は感情を刺激された場合、人に伝えたくなる。
Attention:注意 6000円!やすっ!!
Interest:関心 英語圏で働きたい
Search:検索 実際にやった人いるのか??変な報告は見られない
Action:行動 とりあえず【無料】トライアルに申し込んでみよう
Share:共有 超良かった!英語力アップしたしシェアしちゃおう!!
ニーズ
潜在的な必要性。例の場合、Aは英会話能力の向上が必要と考えていた。これはニーズでneedの動詞:三人称単数現在形であり名刺:複数形となる。
needs:需要・要求
ウォンツ
顕在的で指名買い(欲しいものがはっきりとわかっている)
Aの場合、元々は街のスクールに通う予定だった。これは顕在的(はっきりと目に見える形の現れ)なウォンツとなる。
が、情報収集によりオンラインスクールを知り値段、場所とAのニーズに合致したことになる。これは当初と違うのでA自身気付かなかった潜在的な欲求となる。
現代に見る破壊的イノベーション(技術革新)
例は日本とフィリピンを結んだオンラインスクールは従来の街中では実現出来ないし対抗出来ない点が破壊的である。インターネットのインフラが引き起こした破壊的イノベーションである。掘り下げると自宅から海外へと国境を越えた点が破壊的でそれを実現させたインターネット回線とSkypeというツールがイノベーション(技術革新)となる。無料通信でコスト軽減な上、教室といった場所や運営スタッフも不要となり、その分、予約システム導入にコストを回せるが人数が集まれば経済を発揮できるビジネスモデルとなる。もしSkypeのない時代で実現しようとしたら会話という時点で国際電話になってしまい高コストとなってしまう。